wire mannequin:tokyoの表紙デザイン

10月15日 UNLIMITED EX 15内「寄る辺なき魂フェス」で発行しましたお洋服アンソロ。

サンプルで表紙からチラ見えしている自分のページをアップしたので、表紙デザインの過程も

アップします。


元々はアンソロのタイトルをどうしたもんかと考えた時に、ワイヤーのみのトルソーが最初頭に浮かんだので原作のテーマにも合ってて良いのではないかと「wire mannequin:tokyo」で決めました。


ちなみに各執筆者様へ渡した企画書時点ではフォントも違いました。これ↓

こっちも気に入ってたのですが何パターンか見比べて結局現状の方へ。

めっちゃ並べたタイトル案。

コンセプトも上記企画書のような感じで伝えておりました。これは絵の方向けなので小説参加向け企画書はまた少し中身違います。


次に告知が必要だったので、まーーータイトルがこれなら告知もそのテーマに絡めないとと思って作ったのがこちら。

実はけっこう思いつきで作った感じなので、最初から本へのデザインまで統一性持たせようと思ってはいなかったです。


そして表紙は個人的にデザイン云々よりも、印刷所でずっと悩んで悩んで悩みまくった末にずっと使いたかった印刷所さんでいこう!と決めたので、そこで可能な

・表紙のみ変形サイズにしたい

・活版印刷を一部に使いたい

・糸ミシン綴じをしたい

・そちらの印刷所さんで使いたかった紙を使いたい

と、やりたい事を並べて可能な範囲でやった結果が1枚目の表紙画像、という。


泣く泣く断念したのは紙ぐらい。後は全部やったと思う…用紙は、糸ミシン綴じで製本可能な最大ページ数とこちらの本のページ数を擦り合わせた結果ほとんど使える紙が無くなり(…)(表紙に関しては予算の都合もでかいです)現状に至ります。


多分印刷所さんには何ヶ月かかけて4、5回は見積もり出してもらいました。それでもこちらの問い合わせには全て爆速で回答戴いてたのでめちゃくちゃ感謝しております。


本の仕様は

■綴じる方法:糸ミシン中綴じ(糸の色:カナリア)

■本文の紙:マットコート紙(シルバーダイヤ)

■本文の印刷:デジタル印刷フルカラー


■表紙の紙:ボード紙 グレー 270q(厚紙)

■表紙オモテ・ウラ印刷:デジタルモノクロ印刷

■表紙オモテの印刷・加工:活版印刷(特色蛍光ピンク)~150㎠ 

■表紙断裁加工:表紙の幅を140mmにする


でした。活版印刷の特性を引き出すために表紙は厚い紙をお勧めされて当初の予定から変更しました。


後は本の内容とテーマに合わせて最終的にさあ自分何描こうかな!てのを考えた時に最初の告知デザインを本の表紙からチラ見えさせる事と、テーマのプロローグ的なものが欲しいと考えてあの絵・内容となりました。で、文章も添えたいけど自分が考えると絶対!陳腐なものしか思い浮かばない!とお願いするに至った感じです。この辺のくだりは当時少し某えっくすでも書いたので割愛します。


よろしければまだ絶賛頒布中なので興味が方はぜひ。

https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2091602

Kita no Musi

いずかの落書き置場

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