指輪

本人は特に物で愛の形を表す必要なんて…と思いつつ奥さんに言われて身に付けた指輪。

いつしか仕事でしんどい時にふと目に入ると家族の為に頑張ろうと喝を入れられる原動力、家族を表すシンボルになっていた。

しかしある時帰宅するとそんなシンボルであった指輪が置かれ、気付けば誰もいなかった。


自分はいったい何に見ていたのだろうか。


ただ形だけ見て、中を覗く事を怠っていたのかもしれない。


今となっては、もう遅いが。



Kita no Musi

いずかの落書き置場

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